「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感のカラクリ~「ド」は「ド」(其の十二)

 

絶対音感保持者には、

絶対音感のない世界」

と言うものが想像できないかも知れませんが、
実は

「ド」は「ド」

と言う感覚は絶対音感のない世界にも存在します。

 

「『ド』と言う感覚はどこから生まれるのか?

ここでようやく「其の一」で取り上げた質問の答えですが、
「ド」と言う感覚(クロマ)は

「周波数比1:1が生み出す感覚」

だと私は考えています。

 

「ドレミファソラシド」は「音律」と呼ばれる

「周波数比」

が基盤になっていると言う話は
本ブログでも度々登場していますが、
ここで重要なのは音律が規定しているのは

「比」

であって、決して

「周波数そのものではない」

と言うことです。

 

つまり、絶対音感のない世界では
絶対音感保持者には想像できないかも知れませんが)
特定の周波数の音だけから「ド」と言う感覚が生じるのではなく、

「周波数比を捉える(感覚上の)基準がフレキシブルに移動」

することで、

「あらゆる周波数の音から
 『ド』と言う感覚を生じさせることができます。」

 

逆に絶対音感の世界では、
この「周波数比1:1が生み出す『ド』と言う感覚」を

「特定の周波数の音でしか生じさせることができない」

つまり、絶対音感と言うのは

「周波数比を捉える(感覚上の)基準が固定されていて、
 動かすことのできない音感(だからこそ音名を特定できる)」

だと私は考えています。

(次回に続く・・・)

 

絶対音感のカラクリ~「ド」は「ド」

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)

(其の六) (其の七) (其の八) (其の九) (其の十)

(其の十一) (其の十二) (其の十三) (其の十四) (其の十五)

(其の十六) (其の十七) (其の十八) (其の十九) (其の二十)

(其の二十一)