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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感のカラクリ~「ド」は「ド」(其の六)

 

前回とはまた違うケースをもう1つ取り上げましょう。

「原曲Keyには意味がある」

と主張する人がいますが、いわゆる

「調性格」

の話になります。

 

なお、調性格については音律の違いや楽器の特性等、

「それが何に起因するか?」

と言う議論もありますが、ここでは平均律上で

「単純にピッチの違いから生じるもの」

として話を進めていきます。

 

では、ここで基準ピッチA=415Hzの時代に

ハ長調(C Major)」

で作曲された曲があったと仮定します。

そして、その当時の演奏が録音されていたとします。

 

これを絶対音感保持者Bさん(基準ピッチA=415Hz)が聴けば、

ハ長調(C Major)」

に聴こえ、ハ長調の調性格を感じ取ります。

 

しかし、絶対音感保持者Aさん(基準ピッチA=440Hz)が聴けば、

ロ長調(B Major)」

に聴こえ、ロ長調の調性格を感じ取ります。

 

つまり、全く同じ演奏を聴いているにもかかわらず、

Bさんはハ長調の調性格、Aさんはロ長調の調性格

異なる調性格を感じ取ることになります。

 

こうした矛盾は以前から取り上げられていますが、

「この矛盾がどこから生じるのか?」

みなさんはこれを合理的に説明できますか?

 

なお、

「調(Key)」と「調性(Tonality)」と「調性格」

は言葉は似ていますが、全く異なる概念です。
詳細はこちらの記事を参照してください。

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ(其の九)

 

クロマで迫る音感の正体 ~絶対音感の終焉~

クロマで迫る音感の正体 ~絶対音感の終焉~

 

 

本書では、

「調性格がどこから生じるか?」

これをクロマと言う概念を用いながら、
独自の視点から言及しています。

興味のある方は是非読んでみてください。

(次回に続く・・・)

 

絶対音感のカラクリ~「ド」は「ド」

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