「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感・相対音感・無音感?(其の三)

 

「自分には音感がない」

と思っている人も、おそらくほとんどの人は
「ドレミ」を意識することなく、感覚的に、
移調した曲を聴けばそれが同じ曲であることが分かります。

これは正しく音を周波数比で認知している証拠です。

 

また、移調した伴奏に合わせて歌うことができるのは、
記憶にある周波数比を移調した先の調に合わせて、

「正しいピッチをその場で作り出せている」

証拠です。

 

このとき、音名(固定ド)や階名(移動ド)、音程、
例えば

この音は「ド」、この音とこの音は「長2度」

と言った音楽理論上の情報を判別する能力、
またそれらの情報を論理的に処理する能力も
一切必要ありません。

 

興味深いのはこうした作業が全て感覚的に、
そして、

「無意識下」

で行われていることです。

 

そして、この無意識下で認知している感覚から、

この音は「ド」、この音とこの音は「長2度」

と言った音楽理論上の情報を

「意識下」

で取り出すには音楽的な訓練が必要になると考えられますが、
そのためにはまず正しく音を周波数比で認知できている
必要があるのは言うまでもありません。

(次回に続く・・・)

 

絶対音感・相対音感・無音感?

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