「大人になるにつれ、
トーン・クロマへの依存傾向が減少し、
トーン・ハイトへの依存傾向が増加する」
に関しては前回の「其の五」とも大きく関係しますが、
トーン・ハイトへの依存傾向が増加するのではなく、
「トーン・クロマの観測点が変化する」
と私は考えています。
そして、ここでもやはり観測点(基準)が
トーン・ハイト次元で上下に移動するため、
あたかもトーン・ハイトで判別しているように
勘違いしてしまったのではないでしょうか?
観測点の変化に関しては、絶対音感訓練時における
「移調のミス」
と呼ばれる現象に垣間見ることができます。
移調のミスに関してはこちらの記事を参照してください。
観測点が変化すると言うことは、
「大人になるにつれ、
スタティック(静的)なクロマから
ダイナミック(動的)なクロマを認知するようになる」
と表現することもできます。