これらは書籍やネット上で見掛ける
をまとめたもので、おそらくみなさんも目にしたものが
あるのではないでしょうか?
・絶対音感を身に付けると左脳が2倍に発達する
・絶対音感は一度身に付けると失われることはない
・絶対音感は音名のクロマを聴き分ける
・絶対音感はトーン・クロマ+トーン・ハイト、
相対音感はトーン・ハイトで判別する
・大人になるにつれ、
トーン・クロマへの依存傾向が減少し、
トーン・ハイトへの依存傾向が増加する
・絶対音感は音を1つ1つ個別に捉えるために
音楽的な連なりとして捉えることができない
・絶対音感は大人になってからでは身に付かないが、
相対音感は大人になってからでも身に付く
さて、みなさんはこの中にいくつ
「ウソ」
が含まれていると思いますか?
どれもありがちな説明で、
もしかしたらみなさんの中には
「全てホントでは?」
と考えている人もいるかも知れません。
しかし、結論から言ってしまえば、
「実は全てウソ」
だと私は考えています。
もちろん絶対音感、相対音感に関しては
人それぞれ捉え方、考え方も違うでしょう。
その定義によって一概にウソ、ホントと
決め付けることもできませんが、
その辺りも含め次回からは私独自の視点から
絶対音感、相対音感まつわるウソ、ホントを
検証していきたいと思います。
実は「絶対音感的な考え方」は非常に単純で直感的に分かりやすく、
絶対音感のない人もつい知らず知らずのうちに絶対音感的な
考え方をしてしまっていることがあります。
そこで本書は
「絶対音感のない人はどう考えるべきか?」
についてクロマと言う概念を用いて、
図説を交えながら解説しています。
興味のある方は是非読んでみてください。