「3倍高密ピアノ」上で1/6音単位に移調した場合、
絶対音感のように
「ピッチがずれている」
と感じることが、
またピッチのずれが気持ち悪いと感じることが果たして
「音楽を音楽として聴くために必要な感覚」
と言えるのでしょうか?
実はみんな大きな思い違いをしていて、
逆にそこで
「ピッチがずれていると感じないことにこそ、
大きな意味があるのでは?」
と私は考えています。
絶対音感のない人は1/6音単位で転調した場合、
転調した瞬間はピッチがずれたように聴こえますが、
何音か聴いているうちにピッチがずれていると言う感覚は
すぐに自然となくなります。
これはカメラのレンズのピントのように
転調先の最初の何音かを聴くだけで、
「転調先の調にピッチを合わせると言う作業が
ごく僅かな時間の間に行われている」
と考えられます。
だからこそ、
「ピッチがずれている」
と感じることなく、また気持ち悪いと感じることなく、
音楽を聴くことができるのではないでしょうか?
よく考えてみたら、すごい能力だと思いませんか?
3倍高密ピアノと音感の深い関係