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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感の違いをボールに例えると(其の五)

 

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相対音感では観測点(青いボール)において、

「赤いボールから時速20km、緑のボールから時速40km」

と言う速度を感覚として体感することはできますが、

「赤いボールと緑のボールの差が時速20km」

と言う値、つまり実際に緑のボールから時速20kmと言う
速度を感覚として体感することはできないため、
「40マイナス20」と論理的に計算することになります。

 

相対音感と言うと、どの音からでも一様に音程を測ることができ、
そしてその音程自体が、例えば

「長3度は明るく、短3度は暗い」

と言ったイメージを持っていると思い込んでいませんか?

 

では、みなさんに質問です。

「階名上、長3度の『ミ♭ソ』は明るいですか?」
「階名上、短3度の『ミソ』は暗いですか?」

 

絶対音感と相対音感の違いは

「座標軸の違い」

であって、相対座標に観測点が存在するように
相対音感にも観測点が存在します。

 

そして、相対音感が感覚として体感しているのはあくまでも

「観測点からの速度」

つまり、

「基準音との周波数比」

であって、みなさんが思い込んでいる音程のイメージと言うのは、
例えば長3度であれば「ドミ」、短3度であれば「ドミ♭」のように

「基準音からの音程が持つイメージ」

のことではないでしょうか?

 

そしてもう1つ重要なポイント、それは

「曲を通して観測点は1つ」

と言うことです。

 

観測点が1つだからこそ、曲を通して同じ高さの音は
一貫して同じ音、「ド」は「ド」、「レ」は「レ」として
認知されることになります。

音を比較するたびに観測点が変わってしまっては
曲を通しての一貫性が保たれません。

 

ただし、曲の中で観測点が変わることもあります。
それがいわゆる

「転調」

です。

(次回に続く・・・)

 

絶対音感と相対音感の違いをボールに例えると

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)

(其の六) (其の七)