「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感の違いをボールに例えると(其の二)

 

絶対音感があれば、相対音感もある」

と言う発言を時々見掛けることがあります。

 

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確かに絶対音感があれば「70マイナス50」と計算することで、
赤いボールと青いボールの差が時速20kmだと分かりますが、
それは単に時速20kmと言う値を論理的に把握しているに過ぎません。

それは相対音感上、赤いボールが実際に時速20kmに見えること、
言い換えれば時速20kmと言う速度を感覚上で実感、体感することとは
本質的に全く意味が違います。

 

相対音感上、赤いボールはあくまでも時速20kmであって、
決して赤いボールから時速70kmと言う速度を
感覚上で実感、体感することはできないのと同様、

絶対音感上、赤いボールはあくまでも時速70kmであって、
決して赤いボールから時速20kmと言う速度を
感覚上で実感、体感することはできません。

 

また、

絶対音感と相対音感は共存できる」

と主張する人もいますが、
もしこの2つの音感が共存可能だとするなら、
2つの観測点が存在することになります。

 

果たして人間が音高を認知する過程で、
つまり人間の感覚上に2つの観測点が存在し得るのでしょうか?

そのヒントは

絶対音感訓練時における『移調のミス』と呼ばれる
 現象にあるのではないか?」

と私は考えています。

 

なお、「移調のミス」はこちらの記事を参照してください。

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ(其の四)

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ(其の十)

(次回に続く・・・)

 

絶対音感と相対音感の違いをボールに例えると

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)

(其の六) (其の七)