「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

ハーモニクスによるチューニングは合わない?(後半)

 

前回に引き続き、ギターのチューニング(調弦)です。

 

ギターは平均律ハーモニクス純正律なので、
5フレットと7フレットをハーモニクスで合わせる方法では
ギターを正確にチューニングできません。

 

ただ、ハーモニクスによるチューニングは合わないと言われますが、
正確にはオクターブ(2のn乗)のハーモニクス倍音
チューニングに使用しても問題ありません。

 

つまり、

「12フレットの倍音、5フレットの倍音はOK
  7フレットの倍音、4フレットの倍音はNG

と言うことになります。

 

私の場合はこのOKなハーモニクスを使って、
次のようにチューニングしています。

 

①音叉と5弦5フレットのハーモニクス

5弦5フレットのハーモニクス
 4弦7フレット押弦+19フレットのハーモニクス

5弦5フレットのハーモニクス
 3弦2フレット押弦+14フレットのハーモニクス

5弦5フレットのハーモニクス
 2弦10フレットの実音

5弦5フレットのハーモニクス
 1弦5フレットの実音

5弦12フレットのハーモニクス
 6弦5フレット押弦+17フレットのハーモニクス

 

この方法のポイントは全て5弦が基準になっていること。
そして、音の組み合わせが全てユニゾンであることです。

 

基準となる弦を1本に統一したほうが、
5弦と4弦、4弦と3弦、・・・のように合わせていくよりも
チューニングのずれが少なくなると考えられます。

 

この方法の欠点は合わせる側の弦を押弦する必要があるため、
音を聴きながら微調整することができない点です。

そこで、各弦(開放弦)のハーモニクスとユニゾンになる音を
逆に5弦(実音 OR ハーモニクス)で作り出す方法も考えられます。

 

ところで、

「みなさんは手許に音叉がないとき、
 何の音を基準にチューニングしますか?」

 

もしかしたら、

「ある曲のある部分を頭に思い浮かべる」

と言う人はいませんか?

 

ちなみに私の場合は、

ローリングストーンズの『Angie』の
 イントロの5弦12フレットのハーモニクスの音」

を(正確なピッチではありませんが)頭に思い浮かべます。

 

なお、このように原曲キーで再現できる能力を
「潜在的絶対音感と言うそうですが、
名前に絶対音感と付いてはいるものの、
いわゆる絶対音感(真性絶対音感)とは
また違う能力になります。

(了)

 

"バーティカルライン理論Ⅰ

バーティカルライン理論Ⅰ ギターエディション

 

 

みなさんは指板上どうやって「スケール」を探し出しますか?

「指板図に縦線(バーティカルライン)を引くだけです。」
と言ったらみなさんは信じますか?

これは私が考案した「バーティカルライン理論」で、
スケールだけでなく、いくつかの基本的な音楽理論
例えば音程、ダイアトニックスケール、ダイアトニックコードを
指板上で簡単に確認できるようになります。

興味のある方は是非読んでみてください。

 

ハーモニクスによるチューニングは合わない?

(前半) (後半)