「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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続「絶対音感は左脳が発達」のウソ(其の六)

 

みなさんに質問です。

「頭の中に階名の『ド』をイメージすることができますか?」

 

多くの人は頭の中に階名の「ド」を単音(単独)で
イメージすることができると思います。

 

おそらくこのとき、調も基準ピッチも関係なく、
全ての調において階名の「ド」が持つ
普遍的な固有の「響き」、言い換えれば

「感覚」

をイメージするのではないでしょうか?

 

「ドレミファソラシド」は「音律」と呼ばれる
周波数が基盤になっていますが、
ここで重要なのは音律は「周波数であって、
決して「周波数」そのものではないと言うことです。

 

「ド」は音律上、周波数「1:1」になりますが、
先ほどの階名の「ド」の響きと言うのは
この周波数「1:1」が生み出す響きであって、
決して特定の周波数(ピッチ)が生み出すものではありません。

 

ダイナミック(動的)な音感上では、
周波数を捉えるための基準を上下することで、
階名の「ド」が持つ固有の響き、感覚を保ったまま、
音の高さだけを変えることができます。

 

つまり、周波数が生み出す音が高い低いと言う感覚
周波数が生み出す固有の響き、感覚(これを

「クロマ」

と言います)は完全に独立した感覚になります。

 

私はこれを

「トーン・クロマ次元がトーン・ハイト次元から独立している」

と表現しています。

 

どうしてここで改めて階名の話を持ち出したかと言うと、

「実は絶対音感保持者は頭の中に単音(単独)で
 階名の『ド』をイメージすることができないのでは?」

と私は秘かに大胆に予想しているからです。

(次回に続く・・・)

 

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ

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