「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ(其の三)

 

絶対音感の脳の左右差は左脳の発達によって起こる」

のではなく、

絶対音感は脳の左右差は右脳の発達の抑制によって起こる」

と言うキーナン博士の研究結果を見て、
私は妙に納得させられる部分が多かったのですが、
みなさんはどう感じましたか?意外でしたか?

 

そこで、私がこの結果を見て納得させられた部分について
何回かに分けて書いていきたいと思います。

 

歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化

歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化

 

 

以前にも紹介しましたが、
『歌うネアンデルタール』の中で、

「乳児は絶対音感で音を認識している」

と言う実験結果が報告されています。

 

つまり、

「生まれたときは誰しも絶対音感

と言うことです。

 

そして、幼児期に絶対音感が相対音感に取って代わり、
多くの人は脳の発達と共に自然と絶対音感を失うそうです。

 

『歌うネアンデルタール』の中では

「脱学習」

と言う表現を使っていますが、
それが音楽的に優れた能力かどうかと言う議論はさて置き、
単純に人間の脳の発達と言う側面から考えたとき、
本来絶対音感が相対音感に取って代わるところを
そのまま絶対音感が維持されると言うことは、
もちろん

「脳が退化しなかった」

と考えることもできますが、まずは

「脳の発達が抑制された」

と考えるのが最も自然ではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

続「絶対音感は左脳が発達」のウソ

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