音楽理論の解説にギターやバイオリンの
「指板図」
を利用している本はたくさんありますが、
いずれも指板の特性を完全には生かしきれていません。
「バーティカルライン理論」
は指板の特性を最大限に利用し、
音楽理論を解説する、と言うよりは
指板図に縦線(バーティカルライン)を引くだけで、
自然と指板図から音楽理論の基礎が浮かび上がってきます。
五線譜や鍵盤ではこのように直感的に
音楽理論を表現することは絶対に不可能でしょう。
それは五線譜や鍵盤が人為的な配列のためです。
ギターやバイオリンの場合、
完全4度(完全5度)の音程が調弦のベースに
なっているのが大きなポイントです。
指板図でここまで音楽理論をスマートに表現できるのは、
「ドレミファソラシド」自体が
完全5度(完全4度)の積み重ね
からできていることに大いに関係しています。
本書を読めば、
「指板そのものが音楽理論を体現している」
ことを実感できるでしょう。
その中でも、とりわけ
「ファシ」のトライトーン
が果たす役割に注目していただきたいところです。
興味のある方は是非読んでみてください。
「バーティカルライン理論」