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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感の共存に関する考察(其の三)

 

ここで相対音感を単純化して、

f:id:raykawamoto:20140816203621g:plain 

このように図に表してみます。

そして、絶対音感と相対音感の共存」
「其の一」「其の二」で取り上げたように、
「音名の『ド』を『ド』」と感じる感覚と、
「階名の『ド』を『ド』」と感じる感覚の両方を
兼ね備えたものとして考えると、

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このように表せます。

 

私が疑いを持っているのは、
絶対音感者の称する絶対音感と相対音感の共存は
このように両者が「並列」しているのではなく、

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このように

「直列しているのではないか?」

と言うことです。

つまり、絶対音感上では階名と言う概念は
音名と言う概念があって初めて存在し得る、
音名を「1次的な情報」とするなら、
階名は音名から派生した

「2次的な情報ではないか?」

と、そしてそれは

「非絶対音感者が捉えている階名とは似て非なる
 全く別の概念ではないか?」

と言う疑いを持っています。

 

絶対音感が音名を判別できない状況で階名だけを判別できるのか?」

と言ったテストができればおもしろそうですが、
そうした状況を作るのも難しいでしょう。

例えば移調したメロディが同じかどうかを判別するテストで、
移調と同時に基準ピッチも1/4音(50セント)ずらしたら、
音名が判別できなくても相対音感だけを使って
2つのメロディが同じであるか判別できるのか?

残念ながら私の頭ではそれくらいしか考え付きませんが、
この辺りの内容が科学的に解明されて初めて

絶対音感と相対音感が共存できるのか?」

と言う問題に終止符が打たれるのかも知れません。

ただ、残念ながらそれはまだまだ先の話になりそうです。

(了)

 

絶対音感と相対音感の共存に関する考察

(其の一) (其の二) (其の三)