「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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17/06/14 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の四)」
17/06/07 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の三)」
17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
17/05/24 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の一)」
16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

絶対音感の終焉(其の七)

 

「なぜ絶対音感者は音名にクロマを感じるのか?」

音名にクロマを感じるようになるためには、
周波数を捉えるための基準が特定のピッチに
固定されている必要があります。

 

絶対音感が否定される理由(其の三)

の中で、生まれたときは誰しも絶対音感で、
幼児期に絶対音感が相対音感に取って代わり、
多くの人は脳の発達と共に自然と絶対音感を失う
と言う話をしました。

 

これは周波数を捉えるための基準が、
特定のピッチに固定された「スタティック(静的)な音感」から
調性上の主音に移動する「ダイナミック(動的)な音感」
切り替わるためだと私は考えています。

 

よって、幼児期に「音の調性」を捉えようとする傾向は
人間の成長過程から見れば「正常な脳の発達」
考えることができます。

 

しかし、絶対音感訓練」の中では
この傾向によって「音名聴音のミス」が発生し、
反対に「悪い傾向」と見なされているようです。

 

冷静に考えてみれば、
本来正常な脳の発達と言える傾向を「悪い傾向」と見なし、
その発現を抑制してしまうのは

「どこか自然の摂理に逆らっているのでは?」

と感じるのは私だけでしょうか?

 

絶対音感訓練の後に「相対音感訓練」と称する訓練を行うことで、
相対音感も身に付けることができると言われていますが、

絶対音感の終焉(其の三)

絶対音感の終焉(其の四)

で取り上げたように、
それは「表面的な結果」を合わせているだけで、
その実現方法は

「似て非なる全く別の行為」

である疑いがあります。

 

つまり、本来発達すべきだった能力の発現が抑制されたまま、
その能力そのものは

「永遠に失われたまま」

である疑いがあります。

(次回に続く・・・)

  

絶対音感の終焉

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