「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感の終焉(其の一)

 

絶対音感者はKeyによって

 Cメジャースケールは「ドレミファソラシド」
 Gメジャースケールは「ソラシドレミファ#ソ」
 Dメジャースケールは「レミファ#ソラソド#レ」

と聴こえます。

 

しかし、絶対音感者はKeyに関係なく、メジャースケールは全て

「ドレミファソラシド」

と聴こえます。

 

この事実から分かることが2つあります。

 

1つ目は、「ドレミファソラシド」は「音律」と呼ばれる
「周波数が基盤になっていると言う話をしてきましたが、

「両者の共通点は音を(周波数)比で捉えている

と言うこと。

 

2つ目は、を捉えるためには「基準」となる概念が
必要と言う話をしてきましたが、

「両者の相違点は(周波数)を捉えるための基準が違う

と言うことです。

 

絶対音感

「他の音と比較することなく・・・」

と言われていますが、それはあくまでも「表面的な結果」であって、
それがどのように実現されているか(how)と言う視点から見れば、

「(周波数)を捉えるための基準が固定されている、
 つまり基準を動かすことができない

と考えられます(通常は基準=音名「C」)。

 

一方、絶対音感者は

「(周波数)を捉えるための基準を動かすことができる

と考えられます(基準=「調性上の主音」)。

 

それが音楽的に優れた能力かどうかと言う議論は置いておいて、
(周波数)を捉えるための基準を「動かせる」「動かせない」
単純に脳の処理としてはどちらが高度な処理だと思いますか?

(次回に続く・・・)

  

絶対音感の終焉

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