バーティカルライン理論
では、次に完全5度系(上図はバイオリンの指板図)で考えてみましょう。 5度音程の2音間の位置関係はやはり上図のように綺麗に縦に並んでいますが、ここでも1組だけ例外があります。 それは、 「シファ」 です。 「ファドソレラミシ」、いわゆる「5度圏…
完全4度系にしろ、完全5度系にしろ、もし仮に上図のように音の配列が規則正しく並んでいたら、スケールを覚えるのも、またそれに対する指使いも頭を悩まされずに済んだことでしょう。 しかし、残念ながら実際には上図(ベースの指板図)のように規則正しく…
では、次に完全5度系を考えてみましょう。 と言っても、前回の記事を読んでいただければ、簡単に想像できると思います。 「5度」 と言う音程は、例えば「ド」の5度上は「ソ」ですが、これは 「ド(1)、レ(2)、ミ(3)、ファ(4)、ソ(5)」 つま…
では、まず完全4度系から考えてみましょう。 そもそも、 「4度」 とは一体どんな音程でしょうか? 例えば「ド」の4度上は「ファ」ですが、これは 「ド(1)、レ(2)、ミ(3)、ファ(4)」 つまり、 「4番目の音」 と言うことです。 チューニングが…
弦楽器をチューニングで分類すると、多くは次のどちらかに該当するのではないでしょうか? 完全4度系ギター、ベース、ウクレレ、(三味線) 完全5度系バイオリン、ビオラ、チェロ、マンドリン、(三味線) その他にもハープのように1音ずつ弦が用意された…
前回に引き続き、ギターのチューニング(調弦)です。 ギターは平均律、ハーモニクスは純正律なので、5フレットと7フレットをハーモニクスで合わせる方法ではギターを正確にチューニングできません。 ただ、ハーモニクスによるチューニングは合わないと言…
「みなさんはギターをチューニング(調弦)するとき、 どのようにチューニングしますか?」 おそらく多くの人が一番最初に覚える方法は 「5フレットと開放弦を実音で合わせる方法」 ではないでしょうか? そして、次に 「5フレットと7フレットをハーモニ…
ギターには代表的なスケールポジション(ボックススケール)が3つあります。 ①5ポジション 「全音+全音」(ストレッチの指使い)を含まない最も一般的なタイプ。 ②3ノートパーストリング 名前の通り1本の弦につき3音ずつ配置したタイプ。 ③固定式 名前…
音楽理論の解説にギターやバイオリンの 「指板図」 を利用している本はたくさんありますが、いずれも指板の特性を完全には生かしきれていません。 「バーティカルライン理論」 は指板の特性を最大限に利用し、音楽理論を解説する、と言うよりは指板図に縦線…
「バーティカルライン」とは何か? 日本語に訳せば、これは単なる 「縦線」 です。 鍵盤楽器や管楽器では基本的に1つの音高は1つの押さえ方しかなく、当然「ドレミファソラシド」の押さえ方も一通りしか存在しませんが、弦楽器上では 「異弦同音」 と言っ…
今日はご報告があります。 実は本日、Amazon KDPより新刊の配信を開始しました。 タイトルは 「バーティカルライン理論Ⅰ」 です。 今回の内容は「音感」ではなく、 「弦楽器上でいかにスケールを探し出すか?」 とてもシンプルで簡単な理論を本にまとめてみ…